蕨中央動物病院の知っておいた方が良い病気のお話
猫の中耳炎治療〜鼓膜切開・鼓室胞中隔開窓術〜
猫ちゃんの耳のトラブルで、表面的な外耳炎だと思っていたら、実は耳の奥(鼓膜の先)に炎症が及ぶ「中耳炎」が隠れているケースがあります。中耳炎は非常に痛みが強く、猫ちゃんの生活の質(QOL)を大きく低下させてしまう病気です。
猫の中耳炎は、耳の奥にある鼓室胞(こしつほう)という空間に膿や炎症による粘液が溜まることで起こります。ここは非常に狭く、通常の点耳薬などの内科治療だけでは、奥深くに溜まった膿まで薬を届けることが難しく、慢性化したり再発を繰り返したりします。また猫は犬と違い、鼓室胞の内部に鼓室胞を二分する「鼓室胞中隔」という骨があり、これがあるために中耳炎が治りにくい性質があります。
当院では耳の奥を直接洗浄・治療する外科的な処置を積極的に行っています。
・鼓膜切開(こまくせっかい)
鼓膜を小さく切開し、耳の奥に溜まった膿や滲出液を排出し、洗浄するためにする処置です。
・鼓室胞中隔開窓術(こしつほうちゅうかくかいそうじゅつ)
鼓室胞の構造にアプローチして膿の通り道を確保し、根本的な改善を目指す手術です。原則CT撮影が必要になり、近隣の提携病院で撮影をし当院で施術をします。
「ずっと治療しているのに治らない」「他の病院で外科手術が必要と言われたけれど不安」といったご相談も多く承っております。蕨中央動物病院の耳科診療
当院は地域のホームドクターとして、様々な検査・手術を行っております。鎮静や麻酔が必要な検査・手術においても当院の得意分野として積極的に実施しています。「これくらいなら様子を見ていても大丈夫かな?」と思わず、少しでも違和感があれば早めにご相談ください。
飼い主様と一緒に、愛犬・愛猫にとって一番負担の少ない治療法を考えていきましょう。
蕨市、戸田市、川口市、さいたま市南区や都内から多くの方にお越しいただいております。
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